ミドリムシとは

  • ミドリムシは、学名ではありません。学名は、ユーグレナといいます。ユーグレナの名前の由来は、発見された時のその姿からです。(和名:ミドリムシ)

    ユーグレナは、17世紀にオランダの科学者、アントニ・レーウェンフックが発見しました。顕微鏡に移ったその姿は、赤い眼点eu 美しい + glena 眼点:これはラテン語です)を持っていて、とても美しいことから、その名前が付けられました。

    学名は、ユーグレナですが、和名でミドリムシと呼ばれています。

    ミドリムシというと、その名前から虫を連想するために昆虫の仲間なのかと思いがちですが、虫ではありません。

    ミドリムシは、大きさが約0.03mm〜0.05mmととても小さく、単細胞の生き物です。単細胞の生物と言えば、学生の時にアメーバを習いましたが、そのようなイメージです。

    単細胞の生き物のミドリムシというと、馬鹿にしがちですが、このミドリムシは地球上の人類の食料不足(飢餓)を救う可能性を持っているとか、人類の火星探検を企画しているアメリカのNASAも、宇宙旅行の時の宇宙飛行士の食料や酸素の生成にと研究を進めている優れものなんです。

    ミドリムシ(ユーグレナ)は、大きな特徴の一つに人間が生きていくうえで欠かせない59種類もの栄養素を全て持っているんです。だから、ユーグレナを食べていれば、生きていくうえで必要な栄養素が摂取できるんです。

    ミドリムシは、地球を救うというととても大袈裟に見えますが、ある技術が開発されたことで、夢が夢ではなくなったのです。その技術とは、大量培養技術です。

    ミドリムシの特徴には、二酸化炭素を吸収し酸素を発生させるという大きな特徴があります。この事を発見したのは、メルヴィン・カルヴィンというアメリカの化学者で、1961年の事です。

    人類にとってとても有益な働きをするミドリムシですが、具体的に利用されなかったのは、ミドリムシがあまりにも小さかったからです。100億匹ものミドリムシを集めても、10グラム程度の粉末にしかなりません。実用化には、何といっても大量にミドリムシを集めなくてはなりませんが、それがとても難しいのです。だから、人工的に、大量の培養をするしか方法がなく、その技術が難しかったからなんです。

    この大量培養が東京大学と当時はベンチャー企業だった株式会社ユーグレナが合同で研究の結果成功したおかげでミドリムシを身体に取り入れるサプリメント、青汁などの健康食品として開発されて、市場に多く出回っているのです。